こんにちは😀
正しい手抜きメソッド・おだしマジック! 家庭料理研究家の高窪美穂子です。
クリスマスも終わり、今年もあと数日。
店頭に並ぶ食材も、急にお正月用の食材ばかりになってきましたね。
さてさて、いつもの八百屋さんに入荷したら取り置きしておいてね!と頼んでおいた野菜、入荷したとのことで取ってきました!
それは・・・

三浦大根!
昔はよく見たのですが、今はこの時期しか出てこなくなってしまいました・・・
木目が細かくてしっかりしているので、幼い頃から母に「おせちに入れる紅白なますには、必ず三浦大根を使うこと」と教えられてきました。
今は青首大根を使う方も多いようですが、水分が多いのでなますに青首大根はあまり向かないのだ、とも教えられました。
もうひとつ、紅白なますに入れる干し柿の種類も「必ず市田柿にしなさい」と。
あんぽ柿は身が柔らかいため、溶けてしまうのでなますに入れるのには向かない、と教えられてきました。
私の作るおせちは、母から習ったレシピを忠実に守ったもの、私がオリジナルでアレンジしたもの、と大きく分けて2種あるのですが、紅白なますに関しては、母のレシピをほぼ忠実に守っています。
ということで、今日買ってきた三浦大根に、これまた母がいつも使っていた金時人参、市田柿にゆず皮。
大根とにんじんを千切りし、塩でもみ、水分を絞り、純米酢と砂糖の甘酢を入れ、市田柿とゆず皮を刻み入れる。
市田柿の味わいを活かすため、甘さはごく控えめ。
毎年毎年、変わらない作業。
古いやり方ですが、この味が我が家の味。
家族みんなが大好物の紅白なます、さてさて、仕込まなくては、です。
三浦大根はそのほか、元旦にお雑煮を作る時、梅の花の型抜きをして具材として入れます。
そのほか、おでんやふろふき大根など、長い時間煮込む料理に向いている大根です。
美味しいので、見かけたら是非とも買ってみてくださいね。
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