Mihokoブログ

家庭料理のおはなし その6:おいしい! が変える家庭料理への「思い込み」

こんにちは。
正しい手抜きメソッド・おだしマジック! 家庭料理研究家の高窪美穂子です。

ここのところ、自然災害、そしてまたコロナが広がってきている、などなんだか落ち着きませんね・・・。

それでも毎日の生活で、食べることは欠かせない!

今年上半期の大きな出来事はコロナであるのは間違いありませんが、そのコロナの大波の中で音声SNS/Dabelと出会ったことで改めて分かった、家庭料理だからこその「悩み」や「思い込み」について、が今日のおはなしです。

そのスタートはコロナ自粛が始まった4月のはじめ

それはコロナ自粛が始まった4月に遡ります。

独特の閉塞感と、これからどうしたらいいのかという焦り・・・。

私だけではなく、たぶん、日本中がなんとも言えない空気感に包まれていた頃、家に居るしかない状況の中でも誰かと交流したい、新しい何かを得たい、と思っていました。

そんな時に出会ったのが音声SNSアプリ・Dabelでした。

最初は私の知人が、音声SNSで喋ります、聴いてくださいねという投稿を見たこと。
時間もあるし、ちょっと聞いてみたいな、と思いアプリをダウンロードしたのがきっかけでした。

音声がキレイで、聞いているだけでもいいし、喋りたかったら番組のホストに意思表示すれば喋れる。

自粛で自宅にいなくては行けない状況下で、距離を超えていろいろな地域の方ともお知り合いになれる。

アプリ自体も日本ではまだスタートして間もないこともあり、アーリーアダプターの方は感度の高い方たちばかりで、話していることも良い意味で刺激的で魅力に溢れていました。

面白い!
もっと聴きたい!
そう思って、家族との時間を削らない程度に気をつけながら、いろいろな方のホスト番組を聴くようになり、どっぷりハマっていきました。

勢い余って、自分でホスト番組を放送してみると・・・

それまでも家で作る時は当たり前のようにだしをとり、旨味調味料類は使わず、使ったとしても年1個程度のコンソメキューブのみでしたから、これを機会にすっぱり使わないことに。

声だけの交流、というと、物足りないのでは、と思うかもしれません。

でも画像がない分、聴くにも格好を気にする必要もありませんし、それこそ料理をしながらでも聴くことができます。

さらに、視覚という先入観がない分だけ、声に集中することができ、結果としてお話しをしている方のお人柄まで感じ取ることがで切ることに気がつきました。

声も波動ですから、その人のお人柄が乗って伝わってくるのです。

これにはびっくりしました。

それに音声も良くて、とてもクリア。

身近にいておしゃべりしているのと同じ感覚になるので、親しくなるのもとても早い。

そんな経験を何度か繰り返して、私も自分のホスト番組を配信してみたい!と考え、Dabelに参加してから2週間目にはホスト番組を勢いよく始めてしまったのです。

自分のレシピ創造思考の講座のことも知ってもらえたらいいなぁ、という気持ちもあってのスタート。

とはいえ、誰かが聴いてくれるという保証もないし・・・。

でも、コロナの閉塞感を破りたいんだから、何かしなくちゃ!!
そんな気持ちでえいや!!っと始めてみたら、これが楽しくて楽しくて。

今はバタバタしていて週1回程度ですが、4月から5月末までの1ヶ月半の間は週3回以上配信し続けました。

また、Dabel上で仲良くなった方からお声がけいただいて、他の方のホスト番組にゲスト出演したり、とそれはもうコロナ前では考えられない人とのつながりができ、ワクワクしながら過ごせたことは本当にラッキーで、刺激にもなり、これから先どうやって仕事をしていくかを考えるいいチャンスを与えていただきました。

おいしい!を知ると変わる、家庭料理への「思い込み」

私がホストで配信しているのは2つの番組。

食材や食についてのよもやま話をしながら、番組終盤にレシピ創造思考を使って、リスナーの方が使いたいけどレシピを思いつかない食材をお話しいただき、レシピ提案をする「オ料理」と、調理音を流すだけの「オ食べ」。

できる時にストリーミング、という気軽な気持ちでスタートして程なく気がついたみんな共通の「思い込み」。

一つずつ聞いて答えていく、を繰り返すうちにわかったことがあります。
みんな、知らないだけなんだってことを。

私の料理は幼い頃から「当たり前」に見聞きして覚えた家庭料理がベースになっています。
前にもちょっと書いたかもしれませんが、私の父は持病があり体が弱かったため、体のためにも母は食事にとても気を遣っていました。

私の同年代の親御さんよりもひと世代前の年齢だったから、もあるかもしれませんが・・・

いわゆる**の素はもちろん、冷凍食品も使わない、ほぼ自家製手作りの食事を作るのを見ていたし食べていたこともあり、料理に対する思い込みがないのです。

**の素がないと作れない、とか、難しい、とか。
思い込みがない分、自由な発想をいくらでも広げられる。
それが大きな違いになっているのだ、ということがわかってきたのです。

だったら・・・
家にあるごく普通の基本調味料だけでできる、バツグンにおいしい!を知ってもらえさえすればいい。

そう気がついてからは、ストリーミングで今まで以上に色々なお話もさせていただくようになりました。

そしてリクエストいただき、今週木曜日には、オンラインで料理教室も!

えーーー、びっくりしたーーー!
簡単なんだーーー!!
家にあるいつもの調味料で出来ちゃうんだー!
おいしいっ!

そう大盛り上がりした、旨味調味料も**の素も使わない、トマトハヤシライスのオンライン料理教室。

距離を超えて、みんなでおいしいっ!経験の共有は、参加してくれたみんなの「思い込み」がひとつ外れた、素敵な時間になりました。

次回は油脂をほぼ使わず、スパイスでカラダ巡るチキンキーマカレー、のレッスンをすることに。

思い込みでがんじがらめなのは、知らないから。
そして経験していないから。

知ること、経験することで、思い込みや悩みから自由になれること。
そして、それは自分自身をラクにすることにつながっているんですよ。

家庭料理には、人を支える力があります。
次のコラムもお楽しみに。

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