Mihokoブログ

家庭料理のおはなし:今年を終えるにあたり、年末雑感

こんにちは。
身体によくてちゃんとおいしい家庭料理、140年の伝統をそのまま食べる天然だし、おだしマジック! 家庭料理研究家の高窪美穂子です。

今日は今年最後の日、大晦日です。
朝から、今日は絶対にきれいにしなくては、と思っていた場所の埃を払い、商店街に買い物に行き、喪中とはいえ娘からこれだけは作ってね、とリクエストされていた錦卵を仕込み、そのほか明日から食べられるようなものをちょこっと作り、苦手な冷蔵庫整理をちょっとだけしたり、で、午前中は飛ぶように過ぎ・・・

あとは、今年最後の食卓のための食卓を整えるだけになりました。

今年は3月に実母を見送り、その後色々とありました。
長い間、私が生まれ育った親子関係や兄弟関係の皺寄せや帳尻合わせのために、気づかない間に無理をし続けていたのだということが、今更ながら目の前に突きつけられ、精神的にもきついことも多かったなぁと思います。
「都合の良い子」であることを求められ続けていて、私は無意識のうちに刷り込まれて「良い子」であり続けようとしていたこと。
でも、やっとそれも終わろうとしていて、心からホッとすると同時に、兄弟にはこれ以上もう関わってほしくないというのが本音です。

今年を終わるにあたって、改めて思うのは、自分が夫と築いた家庭で育てている娘が、私のような思いだけはしないように、ということ。
娘にとっては問題ありありの母かもしれないけれど、娘は縛られず、自由に娘の人生を歩んでほしいと心から願い・・・
そして娘にとって、育った家庭が、何かあったときに戻ってこられる安寧な場所でありますように、と。

そんなことを考えつつ、重い親でありたくないなぁと思いつつ、年末の食卓のための盛り付け。
今年は喪中ということもあり、かなり茶色いですが、それなりに彩りも工夫してみました。

これからゆったりと食卓を囲み、おしゃべりしながら食事をして年越しまで過ごします。
今年の年越しは、村上牧場のキューちゃんのすじ肉を使ったカレーでカレーうどん!
蕎麦よりもうどん派の家族のリクエストです🤗

カレーは、すじ肉を柔らかくなるまで下茹でしたときに出たスープも入れましたが、グラスフェッドらしい甘やかできれいな、気持ちの良い香りと甘い味わいで、仕上がったカレーもとてもまろやか。
気持ちが少しささくれ立っていた私の気持ちを、優しく溶かす味になりました。

今年一年も、私の徒然なるままのブログをたくさんの方にお読みいただけたこと、心から感謝しています。
本当にありがとうございました!

みなさま、良いお年をお迎えくださいませ。
そして、来年もよろしくお願いいたします!

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