おはようございます。
正しい手抜きメソッド・おだしマジック! 家庭料理研究家の高窪美穂子です。
東京は明け方までちょっと雨、でしたが、晴れてきそうですね。
サンタさんがきたおうちも多いのでしょうか。
我が家は静かな朝です。
さて、昨日のクリスマスイブ、いつもよりもちょっとだけ豪華だった食卓も多かったのではないか、と思います。
我が家もいつもとはちょっと違う食卓に。
それは先月いただいた・・・
10年以上のお付き合い、北海道・せたなの村上牧場から思いがけずいただいたひき肉。
引退したお母さん牛:サクラ:をと畜したお肉、です。
と畜、というと「残酷だ!」と思う方もいらっしゃると思います。
動物の命を奪うのは許せない、や、環境負荷のこともあるから、というお話もよく耳にします。
でも、人間って、他の命をいただいて自分の命をつなぐことしかできない生き物です。
血を流す動物、魚だけが命を持っているわけではなくて、野菜など植物にも命が宿っています。
そこから目を背けて生きること、問題をすり替えて生きることは、私個人としては何か違う、と思ってしまうのです。
そんな思いを抱きつつ・・・
このお肉を送っていただいたときに、考えたのが
・どうやっていただこうか
ということ。
そしてもうひとつ、
・いついただくことがふさわしいか
ということでした。
せっかくいただいた大切な命、きちんと向き合って感謝していただくのにふさわしい日を考えて・・・
クリスチャンではありませんが、中学・高校とキリスト教の学校で学び、大学もまたキリスト教の教えを標榜する場で育ったこともあり、私にとってクリスマスは日本的な「お祭り」だけではない意味を持ちます。
家族は家族で考え方は違いますが、命を巡らすことをいつも以上に強く伝えてくれるこの「ひき肉」を使ったお料理をいただく日に、ふさわしいかと・・・
色々と考えた末に、昨日の夜の食卓にお料理していただくことにしました。
塩とスパイス類で味付けし、両面を焼いてからオーブンで仕上げ。
何もつけずに噛み締めて、味わって、感謝していただきました。
今日はクリスマス。
素敵な1日になりますように🎄
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