Mihokoブログ

家庭料理のおはなし その13:どうする?思わぬ大失敗のリカバリー

こんにちは。
正しい手抜きメソッド・おだしマジック! 家庭料理研究家の高窪美穂子です。

お天気が続かない10月で、今日も残念なお天気ですね。
来週に期待!です。

さてさて、今週はなんだかバタバタ。
料理その他していて、いつも通りにしているはずなのに、えええ〜〜〜、というような大失敗をしてしまいました。

たぶん、誰しも1回はしたことがあるこんな経験、どうやってリカバリーするか、が今日のおはなしです。

パン生地が膨らまない・・・まさか?!

それは昨日のこと。

試験中の娘からのリクエストで、事務作業をしながらパン焼き。
1回目は無事焼けてランチで食べ、リクエストあり、でもう1回焼くことに。

ランチ後の打ち合わせ前に慌ててHBに材料をセットし、いつも通り生地練りだけお任せし、練った後は生地をボウルに移し、ゆっくりと発酵させて・・・

でも、2時間待ってもいつも通りに膨らんでこない・・・
あれぇ・・・

それで思い出したんです。
慌てすぎてイーストをセットし忘れたことを。

慌てものの大失敗は続く

うわぁ、どうしよう!
とりあえず練り上がった生地、もったいない!

じゃぁ、イーストをぬるま湯で溶いて練り込もう。
それから、追加で後1回分、生地練りしよう。

今回はイースト入れ忘れないようにしなくちゃ。

そう思っていたはずなのに、失敗した記事に溶かしたイーストを練り込むことに気を取られ、あれだけ入れ忘れないように、と思っていたイーストをまたまた入れ忘れてしまったのです。

今回は途中で気がついたので、まだ大丈夫か、と思ってHBに直接イースト投入をしてみたのですが、慌てすぎて溶かさずにそのまま投入という、ありえない凡ミス。

・・・うわぁ、やっちゃった・・・

生地2回分、まさかのイースト忘れというありえないことをやってしまった私。
色々な打ち合わせや、交渉ごとで気を取られてしまっていたから、という言い訳はできない凡ミスです。

ここで生地を処分することはしたくないなー。
溶かしたイースト練り込んで、ちゃんと膨らむかなぁ。
それよりもドライが溶けきってない生地、どうしよう・・・

さて、ここで問題です。
この2回分の生地、一体どうやってリカバリーしたでしょうか?

一方向にしか動かない脳の働きを逆手にとって、必要な自分の知識を掘り起こす

ここでやったのが、一方向にしか動かない「脳の思考」の動かし方を逆手にとること。

このおはなしは、家庭料理のおはなし その12に詳しく書いていますので、読んでみてくださいね。

与えられたお題は2つ。

1つ目の「溶かしたイーストを練り込んだ生地」のリカバーは・・・
HBでパン生地を練って作るパンは、マニュアルのレシピ通りの時間ではふくらみが足りないこと、すでに知っています。
だから、いつも時間をかけて発酵を待ってから焼くことにしています。

それを応用して「溶かしたイーストを練り込んだ生地」は、ボウルに移し、常温で2時間ほどかけて発酵してきたのを確認してから、冷蔵庫に入れ、一晩かけてゆっくりと発酵させ、今朝、成形して無事に焼きあがました。

画像1

ちゃんと膨らんでくれました😀

そして2つ目の「ドライイーストが溶けきっていない生地」は・・・
パン作りがプロ並みの友人がFBで以前書いていた「多加水のパン生地」のことを思い出し、ドライイーストが溶け、生地として整形できる柔らかさギリギリの量まで水を加え、ドライイーストを溶かし切り、常温で発酵させ夜遅くなりましたが、無事に焼き上げました。

これは慌てすぎて、写真撮り忘れました💦

こうして、自分の大失敗で招いた2つの問題は無事クリア。
ここで大事なのは「できない」「どうしよう」で思考停止することなく「どうにかできないか」「知っていることで応用できることはないか」「今までの経験則から何かできることがあるのでは」と脳を動かすこと。

料理だけではありません。
そのほかのことも、そうやって「思考を動かす」ことにより、リカバーできる方法を必ず見つけることができます。
自分だけでできることもあるし、人の助けを借りなくてはいけない場合もあるでしょう。

でも、ちゃんとできるんです。
情報さえちゃんと整理できて、頭の中でつなげることができれば、問題はクリアになり、解決方法も見えてくる。

そんな思考方法が人の役に立つのでは、と思い、メソッドのカリキュラムでは思考方法についてもお話しさせていただいています。

脳の動き方のクセさえわかれば、その使い方もわかってくる。
それによって、料理に対する思い込みも、問題も、簡単に無くなったりクリアになったりするのです。

全て機序はおんなじなんですよ😀

家庭料理のおはなし、次回もお楽しみに。

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