Mihokoブログ

あっち系、こっち系、そんな意味のないレッテル貼りやめませんか

こんばんは!
海や大地と家族をつなぐレシピ・100%天然素材家庭料理実践家®の髙窪美穂子です😊

 

 

今日は曇天で寒い〜🍃
みなさま、あったかくして過ごさなくちゃ、ですね。

 

 

さてさて、ここのところいろいろと考えていることの一つ。
先日、ある友人もFBで書いていたんですが、
「〜系」っていうレッテル貼り。
なんなんだろうって。

 

 

私が知っている言葉で、多分ほとんどの場合に揶揄の意味も多分に含んで言われるのが

 

 

「意識高い系」

 

 

というレッテルじゃないかな、と思います。

 

 

「意識高い系」って言われる側なんだろうなぁ。
多分、私の書いていることややっていること。
自分の側しか日頃考えないけれど、言う人達の側ってどんな風に考えているだろうかって。

 

 

そんなことを考えて、以前、「フード左翼とフード右翼 食で分断される日本人」
という本も読んでみましたっけ。

 

 

私の場合「意識高い系」にそれこそ意識してなったわけじゃないんです。
正直、そんなレッテルには全く興味ありません。

 

 

自分の体をとにかくなんとかしたくて、
その一心で必死にいろいろ考え、試し実践して。
そして仕事になっていっただけ。
とにかく「普通の健康を取り戻すため」の苦しい中での
先が見えない中で手探りで進む、そんな日々だったんです。

 

 

だから「意識高い」なんてレッテルを貼る余裕なんて何もなかった。
見た目のひどさ、痒さ、痛み、自分の体が思うようにならない苦しさを
なんとかしたいと願って、必死だっただけ。

 

 

考えなくてもよかったら、考えなかったと思います。
でも、私の場合は自分の体調がそれを許してくれなかった。
考えなかったら、今のような一見「何もない普通の感じ」に見える状態で
生活できていなかったからです。

 

 

余談ですが、実は今もなお、体調の変わり目のホルモンバランスの乱れからくる影響で
服で隠れて見えないある部分だけ、アトピーが出てしまっています。
これは、落ち着くまであと数年はかかるかなぁと思っています。

 

 

そんなもがいている中でいろいろと調べて知ったこと。
私が求めて出向いた場所で、ご縁ができたたくさんのお友達たち。
興味のある共通項で繋がっているし、
私自身も話していて、本当に楽しいし学びもたくさん。
生産者さんや生産者さんの近くにいる人も多い。

 

 

共通項のある友人たちと話していると、
当たり前だったりすることが、
ちょっと外に眼を向けると・・・

 

 

「意識高い系」と言われる、と。
私たちとは違うと、線引きされるということを何度も聞きました。

 

 

でもね、私は言いたい!
「意識高い系」って相手にレッテルを貼るってことは
自分たちを「意識低い系」だと思っているのかしら??

 

 

そんなに自分たちのことを落としてどうするんだ!
と突っ込みたくなりますが、
そうじゃないでしょ、本当のところは・・・。

 

 

「なによ、変わってて」とか「そんなこと考えるの、無意味じゃん」とか
「そんなこと考える必要ないじゃん」「なにカッコつけてるのよ」とか
「ばっかみたい」と、どこかで逆に相手を下に見ようとしているんじゃないかな。

 

 

自分と違う価値観、ものの見方。
それは新たな気づきがある出会いなのに。
異物のように扱い弾き飛ばそうとするのは、
考えが違う相手をレッテルを貼ることで線引きし、
「私は違うんだから」と自分自身を守ろうとしているんじゃないかな、と。

 

 

じゃぁ、何から自分を守ろうとしているんだろうか。
意識高い系とレッテルを貼られると、その話は一切拒絶されるそうです。
食で意識高い系だと思われると、食の話は一切拒絶。
あなたは違うひとだから、と。

 

 

自分たちが選んでいる食品が「悪いものだから」と言われるとでも
思っているのかなぁ。
私だって、普通に居酒屋行って飲みますし、食べますよ。
それはそれで楽しいから。

 

 

確かに、私は自分の体のためにいろいろと試行錯誤して、
家庭では今のように食品添加物・化学調味料フリーの素材を使った食事作りをするようになりました。

 

 

そしてそのような食事をできるだけ食べる機会を増やす方が
私のような体質の人でなくても、体にとってよりストレスがないのでは、と
思うようになり、仕事にしています。

 

 

それは、私とは対照的に非常に丈夫な体質の私の夫が、
体の弱い私の作る食品添加物・化学調味料フリーの素材のみを使った家庭料理を日常食べることで、
健康な夫なりに不具合が出ていた体調がとてもよくなった、という実体験を
間近で見ているからです。

 

 

とはいえ、それを全ての人に押し付けて
「こうあるべきだから絶対にしなくちゃダメなのよ」と頭ごなしに言って
強要して世界を覆い尽くすつもりはサラサラありません。

 

 

自分の実体験から出ている様々な経験や体感、
実際に見てきたこと、調べたこと、農業のこと。
食材のことその他もろもろ。

 

 

体質も人それぞれですし、私が私自身と身近な人たちのことを通して得た知見が
全ての人に完全に当てはまるということもないでしょう。
とはいえ、私自身もまた、自分がお話することも、
自分の体験から「本当のこと」であると思っています。

 

 

それを聞いて判断し、考えて、どうするか決めるのは
聞いて受け取った方の問題であり、
強要するつもりは全くありません。

 

 

知識を持って、それをどう判断するかは自分自身です。
その材料としての知識。
それを受け取るかどうか、ということ。

 

 

私や、私の周りの方達を見る限りでは、
聞いてくれる相手のことを攻撃したり、責めたりするために
その話をする人は誰もいないです。

 

 

もし知らないのなら、知ってもらえたら。
最初からネガティブな言葉を発して拒絶するのではなくて、
多少なりとも耳を傾けていただければいいな。
そう思うだけ。

 

 

「意識高い系」でも「低い系」でも「あっち系」でも「こっち系」でもない。
そこにいるのは、目の前にいらっしゃる「あなたご自身」だけです。

 

 

意見が違う人を弾き飛ばし、拒絶して、同じ人だけで世界を覆い尽くすことは
短いスパンでは心地よい空間を作るかもしれませんが、
一度壊れ始めたら、その崩壊を止めることはできないんです。

 

 

それは、同一であるがゆえに、状況が変わった時に他の選択肢がないから。
多様な価値観があることで、あっという間に状況が一変した時にも対応することができ、
新しい道を模索することができるのですから。
それは、自然現象でも同様です。

 

 

だからもう「意識高い系」をはじめとするレッテル貼り、やめませんか。
それを貼ることで、自分と同質なもの以外をシャットアウトすること、やめませんか。

 

 

私だって異なる意見をいただくこと、たくさんあります。
その時に、一瞬拒絶したくなること、確かにあります。
だって、それは違うよっていう反論を論理的にできると思っているから。

 

 

でも、聞いた瞬間、入り口のところで拒絶したら、もう先がない。
不毛なまま、なにも発展しないんです。
自分自身の知見の広がりも、全体を俯瞰できる視野の広がりも
得ることができないということ、いろいろな体験から学びました。

 

 

だから、ちゃんと言われたことには耳を傾け、
そういう見方・考え方もあることを受け取ってから、
自分の意見を自分の持つ裏付けとともに、穏やかに伝えることができるよう
いろいろと工夫するようになりました。

 

 

もともとは激情型なんですが、
年齢を重ねて、たくさんの経験もして、ちょっとは訓練できたかなと。

 

 

そんな経験から、年を重ねてきた私が言いたいこと。
「意識高い系」でも「低い系」でも「あっち系」でも「こっち系」でも。
レッテル貼り、やめませんか。

 

 

自分自身も、そして自分が関わるすべてのことに
さらなる未来が開けるように。
自分の考え方や意見を持ちつつ、さらに自分の幅を広げるために。

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髙窪美穂子の著作
2016グルマン世界料理本大賞・Fish部門世界第3位受賞
「ラクチン!お魚クッキング」(旭屋出版)

2014グルマン世界料理本大賞・Single Subject Cookbook 日本代表
「おうちでできる天然おだし料理入門」(PARCO出版)

「塩麹・醤油麹のラク旨レシピ」(成美堂出版)

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